ギャラリーコレクションより、楢木逸郎氏、山中賀與子氏、河合止揚氏、杉本春奈氏、アリオンヌ・バ氏の作品を展示しています。それぞれの作家の「ひと」への眼差しをご覧ください。
6月5日(日)までは休廊日の火曜日を除いて13:00から19:00まで開廊しています。
6月6日以降はご予約いただければ開廊いたしますので、同内容の展示をご覧いただけます。
ひとへの眼差し
2022.5.30(土)ー6.5(日)
ギャラリーコレクションより、楢木逸郎氏、山中賀與子氏、河合止揚氏、杉本春奈氏、アリオンヌ・バ氏の作品を展示しています。それぞれの作家の「ひと」への眼差しをご覧ください。
6月5日(日)までは休廊日の火曜日を除いて13:00から19:00まで開廊しています。
6月6日以降はご予約いただければ開廊いたしますので、同内容の展示をご覧いただけます。
5月24日からの開催を予定しておりました「楢木逸郎作品展」ですが、緊急事態宣言を受け、開催期間を延期いたします。会期につきましては確定次第、ご案内いたします。
楢木さんの個展を楽しみにしていてくださった皆様、個展の情報を掲載してくださったメディアの皆様に深くお詫び申し上げます。
※6月17日以降は火・土・日曜日等、休廊日等を除き7月11日(木)まで本展覧会をご覧いただけます
開廊時間を変更している場合もございますので、お手数ですが事前に休廊日等をご確認の上、ご来場くださいますようお願いいたします
杉本春奈氏は1986年高知県に生まれ、高知をベースに写真作品を制作、発表を 続けている作家です。近年はスウェーデンで滞在制作するなど、海外にも活躍の場を広げています。
「昼の月、たましいの鞘」は杉本氏が、高知宿毛市在住のアーティスト、依岡みどりさんと彼女が暮らす町を撮影したものです。
今回の作品について杉本氏は以下のように語っています。
「小さなきっかけにより、私は彼女を撮影する事になる。 彼女は高知県の西の端、宿毛市に住んでいて、絵を描いている人だった。アトリエで撮影 していると、机上に置かれていた短歌の本が目に止まった。ある歌を教えてもらった。 『さくらばな陽に泡立つを見守(まも)りゐるこの冥き遊星に人と生れて』(山中智恵子) 地上には目だけあって、遠くにいる実体の私がそれを眺めているような時があると彼女は言う。 受け入れがたい事があっても、自分が健康であり続ける限りは生きるし、生かされる。 透明人間のような所在のなさを私も感じた事がある。山中智恵子もそうだったのかもしれない。 ここにいるようでいない、私たちの日々の記録。」
依岡みどりさんのどことなく儚い様と宿毛のみずみずしい風景を杉本氏が独特の感性で捉えた、滔々と流れる「時間」を感じさせる美しく印象的な作品となっています。 ご多忙のことと存じますが、本展覧会をご高覧いただければ幸いです。なお、初日6月1日(土)には杉本春奈氏が高知から来廊される予定です。
copyright: palla/ KAWAHARA Kazuhiko
■オープニングイベント
2018年11月23日(金・祝)18:00~19:00
音楽と映像のライブ(定員10名 先着順)
ギター/東 賢次郎氏(つれ・づれ)
映像/Palla氏
河原和彦氏は1969年大阪市に生まれ、大阪市立大学で建築を学び、建築設計の仕事に携わったのち、Pallaというアーティスト名を使い、1枚の写真を折り返し反転させ繰り返し重ね合わせる手法や、動画を使った静止画像など、コンピュータを駆使した独自の手法を用いて映像・写真などの作品を発表している作家です。
今回の作品は現実世界のものごとを捉えた写真ではなく、コンピュータ上で生成された画像です。作家の手によりコンピュータ上で作り出された画像は一見、複雑にみえるもののシンプルな美しさを備え、視覚的世界を楽しんでいただけるとともに、そこに示唆された現実世界の目には見えない在り方など、様々な発見をしていただけることと思います。
また初日11月23日(金・祝)18時よりオープニングイベントとしてギターの東賢次郎氏とPalla氏の映像による音楽と映像のライブをギャラリーにて開催します。
現在はアポイントメント制で常設展を開催中です
ご来廊の際には、事前にご予約をお願いいたします
なお、休廊日にご注意ください
ギャラリーのコレクションより、ポートレイト作品を展示中です。
画像加工ソフト等を使い「みせたい自分」のポートレイトが全盛のいま、他者である作家たちが捉えた被写体となる「人」の在りようを様々な作品でご覧ください。
2017年 7月 21日(金)まで展示しています
※火曜・祝日は休廊、土日はアポイントメント制とさせていただきます
その他の休廊日については 休廊日のご案内<6月> をご参照ください
銀杏菴でのPALLALINK展「REFLECTIONS 多様な断面 Various Sections」開催に伴い、ギャラリーKaiでは palla/ 河原和彦氏の作品を中心とした常設展を開催中です。
銀杏菴でのPALLALINK展のご案内は「お知らせ」からご覧いただけます。
ギャラリーKaiは火曜日祝日の定休日に加え、土日はアポイントメント制となっております。
山中氏は1967年神戸市に生まれ、芦屋女子短期大学を卒業後、裏千家学園に学び、茶道教授となる一方で大阪のビジュアルアーツ専門学校を卒業後、関西をベースに活動し、写真作品を発表している作家です。
これまで彼女は、日常生活の時間の流れの中で気にとめることの少ない何気ない場面を正方形の画面にとどめた写真作品を制作してきました。そこから現れてくる像と、肉眼では止まった時間の中から世界を みることができない我々の視覚による印象との間に、奇妙な「ずれ」を感じさせ、独特のユーモアを持った世界を構成し、見る人の世界との関わりを問いかけるような作品となっています。 2000年代初頭から作家は新しく開発された町に移り住み、新しい生活を始めました。そこで3人の子供を産み育て創作活動を続けています。今回の作品展では、21世紀のニュータウンで、そこで成長を重ねる子供たちの姿を通して人間の営みが街を育てていく様子を独特の視線で捉えています。 自身の作品について作家は次のように語っています。
「この新しい街に住んで13年。誰も知り合いがいなかった世界が子どもたちの成長と共に地域に溶け込み、つながりが生まれていく。それをリアルに体験した今だからこそ撮りたいものがある。ニュータウンが整備された無機質な美しい街であるだけではなく。人々が寄り添い温かく協力しあえる、そして確実にこの子どもたちの故郷と呼べる場所になっていくのを感じる。そんな街の成り立ちを撮り続けたい。」
今回の展覧会では、6×6センチのフィルムと二眼レフカメラを使って撮影されたカラーの写真作品、 約15点を展示、販売いたします。
13:00~19:00
火曜・祝日休廊(会期中の休廊日: 10/6、10/12、10/13、10/20)
河原和彦氏は1969年大阪市に生まれ、大阪市立大学で建築を学び、建築設計の仕事に携わったのち、Pallaというアーティスト名を使い、1枚の写真を折り返し反転させ繰り返し重ね合わせる手法や、動画を 使った独自の手法を用いて映像・写真作品を発表している作家です。
今回の作品は現実世界のものごとを捉えた写真ではなく、コンピュータ上で生成された動画空間の一瞬をとどめたスナップショットです。作品についてPalla氏は次のように語っています。
「作品は、コンピュータによりシミュレートされた空間の一瞬を描画したものである。
シミュレートされるのはごく単純な物理現象である。仮想空間に配置されたオブジェクト群が一つの重力圏に捕らえ られ、お互い衝突を繰り返しながら運動する様子を仮想カメラで撮影している。
コンピュータによって描かれた空間のあらゆる現象は、あたかもすべて自動生成されて現れてくるようにみえるが、実際の ところこの仮想空間は、プログラミングする人間の作為・意志・感性によって絶妙な調和を保っている。
激しい衝突を繰り返しながら徐々に大きな塊となっていく様子は『星の誕生』を思わせる。
偶然にまかせて描かれたコンピュータのストロークは、果てしないドラマの序章を告げるかのように豊かで美しい。その全ては人間の作為(ストローク)に過ぎないにもかかわらず。」
コンピュータ上という現実世界に存在する様々なものごとから切り離された仮想空間の中で、人の手によるプログラムによって作り出された動画とその静止画像は、それをみる人に「現実とはなにか」を問いかけることでしょう。一見シンプルにもみえるものの、複雑で予測不能な一瞬が織りなす視覚的な世界を楽しんでいただけることと思います。今回の展覧会では、映像作品とインクジェットによる平面作品を展示いたします。
お知らせ>>>10月31日から11月28日の3回にわたり、富田林市公民館でPallaさんのワークショップが開催されます。